阪神・中村GM急死の衝撃…老舗人気球団ゆえのストレスも
「最近、『体調が良くない』とは言っていたんです。66歳。年齢なりに体のアチコチにガタがきてるんだろうとは思っていましたけど、特に大きな病気を抱えている様子はなかった。ホンマに驚きました」
こう言うのは阪神担当記者だ。
23日、阪神の中村勝広GMが遠征先のホテルで死去した。死因は急性心不全という。阪神は23日まで、東京ドームの巨人戦のため上京中。中村GMは前日もドームで試合を観戦していた。昨日は昼前に宿泊先のホテルを出発する予定だったが、時間になっても来ないため、球団関係者が部屋に入ったところすでに亡くなっていたという。通報で駆け付けた消防が死亡を確認した。
阪神といえば、西日本ナンバーワンの老舗人気球団。大阪のファンやマスコミは勝っても負けても大騒ぎする。中でも選手や首脳陣以上に矢面に立たされるケースが多いのがフロントで、やれ、若手が育たないの、外国人助っ人に依存し過ぎるのと、バッシングされるケースも珍しくない。注目球団の編成責任者ともなれば、かかるストレスや心労もハンパじゃなかったろう。
「今年の春先に飲んだとき、珍しくヒドく酔っていたようだったので心配していた」とさる球界関係者が話せば、別の関係者は「最近は酒量が増えていた」と言う。
あるいは想像以上の激務が、早過ぎる死の遠因だったのかどうか。