すでに4球団調査 ロッテ助っ人クルーズが“モテモテ”の理由
今オフの「陰の主役」になるのかもしれない。
ロッテの助っ人・クルーズ(31)が、水面下で「モテモテ」だという。
今季は127試合に出場して打率.258、16本塁打、70打点。規定打席に到達するパの打率部門では22位と低迷し、盗塁、犠打も「ゼロ」。数字だけを見ればクビにされてもおかしくない。それでもロッテ関係者は、「是が非でも残ってもらいたい。内野が手薄な楽天、オリックスをはじめ巨人、阪神も調査を続けている。水面下で相当数のオファーが殺到しているようで、引き留めるのは難しい」と危機感を募らせている。
この「モテぶり」の裏には、打撃面をカバーして余りある「守備力」があるからに他ならない。
本職の二塁は言うまでもなく、遊撃、三塁を守っても、おそらく球界ナンバーワン。特に、二塁でのグラブさばきには定評があり、逆シングルでのショートへのグラブトスや、「捕ってから投げるまで1秒を切る」といわれる併殺の際の一塁送球は圧巻そのもの。失策数はリーグ5位の「12」を記録するが、これらの多くは他の選手ならグラブにかすりもしないものばかり。