来季は戦力低下必至 阪神「金本政権」誕生へ最大の障害は?

公開日: 更新日:

「5年契約を提示なんて言ってるけど……」

 苦笑いを浮かべて語るのは、ある阪神OBだ。

 今季限りで退任する和田監督の後任に、金本知憲氏(47)を招聘するという阪神。03年、05年の優勝メンバーで、「ダメ虎」といわれた阪神をよみがえらせた象徴的な存在だけに、ファンからの待望論も根強い。

 長期契約提示なんて派手な話も出てきて、金本氏はどんどん外堀を埋められている感もするが、前出OBは、「今の阪神は金本を本気で招聘する環境にない」と言ってこう続ける。

「近年の阪神は、それこそ巨人に匹敵する資金力で助っ人取りやFA補強を繰り返してきたが、05年以来、一度も優勝していない。チーム編成に穴があけば、ツギハギ補強で、若手育成を軽視してきた。真弓監督、和田監督と2代続けて成績不振の責任を取らせた一方で、チーム編成に関わってきた現フロントは、ノウノウと生き残っている。急死した中村GMだって、フロントの責任回避のための“弾よけ”と言われていたくらい。根底からメスを入れないと、誰が監督をやっても勝てませんよ」

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