先発田中は完封が義務 ヤンキース「WCゲーム」への不安材料

公開日: 更新日:

 今季の田中は打線の援護に恵まれた試合が少なくなかった。1試合当たりの援護点は5.71。これは、チームの先発陣ではチームトップの14勝(3敗)を挙げたイオバルディの5.93に次ぐ数字だ。ポストシーズンではその打線の爆発が期待できそうにないのだ。

 リリーフ陣の疲弊も田中とヤンキースにとっては不安材料だ。今季の投手陣を支えたセットアッパーのベタンセス、守護神ミラーの2人がここに来て息切れ。チームトップの73試合に登板し、防御率1.41と抜群の安定感を誇っていたベタンセスは田中が登板した9月30日のレッドソックス戦で逆転の一発を浴びるなど、9月は3度のリリーフ失敗を記録した。ここまでリーグ3位の36セーブをマークするミラーにしても、ここに来てレッドソックス時代に痛めた左太ももに違和感を訴えて、ポストシーズンまで登板を見送るという。

 チャンピオンリングを手にするためには、田中はまずはWCで完封するしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”