イチロー「メジャー初登板」は来季残留へ“相思相愛”の証し

公開日: 更新日:

 これで来季も首がつながったともっぱらだ。マーリンズのベテラン外野手イチロー(41)のことだ。

 今季のレギュラーシーズン最終戦のフィリーズ戦でメジャー初登板し、1回を2安打1失点。直球の最速は89マイル(約143キロ)ながら、カーブにスライダー、イチローが「スプリットチェンジ」と説明した変化球も披露した。

 イチローによれば、今回の登板は約1カ月前にジェニングズ監督から打診されていたそうで「きょうは僕から投げたいと(監督に)声をかけた」という。

 マリナーズ時代から、その強肩を買われて歴代の監督が安打製造機の登板を検討してきた。イチローも前向きな姿勢を見せながらも、体への負担、故障リスクから実現しなかった。それが、今回は両者の思惑が一致したようなのだ。

 今季のイチローは2割2分9厘と自己最低打率に終わったとはいえ、主力が相次いで故障や不振で離脱する中、チーム最多の153試合に出場。編成トップであるマイケル・ヒル球団本部長が「守備で活躍し、シーズン中盤には生産的な打撃を見せてくれた」と評価した通り「4人目の外野手」として十分な役割を果たした。マーリンズは来季も主砲スタントン右翼手らの控え外野手が必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット