“黒い霧事件”知る評論家 元検察官の熊崎コミッショナーに懸念
■五輪追加種目から「野球」外れる可能性
下村文科相は今回の事件を受け、スポーツ振興くじの対象をプロ野球に広げる構想に関して「当然、対象にならないだろう」とコメントした。
東京五輪組織委員会は先月28日、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目の追加を国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めたばかりだが、野球がそこから外れる可能性も出てきた。
「IOCは差別やギャンブル、賭博、ドーピングの不正を許さないし、JOC(日本オリンピック委員会)も認めていない」とはJOCの平岡専務理事。
前出の坂井氏は、「こうなったら野球は無理ですよ。開催国として五輪まで汚すわけにはいかない」と話している。