松山初日敗れた「プレジデンツ杯」 韓国でアジア初開催の理由
この大会は1994年から2年に1度開催されており、賞金のない“名誉をかけた戦い”だ。出場選手には、自分が選んだ団体への寄付金贈呈と全英オープン、WGC-BS招待、メモリアルトーナメント、クラウンプラザ招待の出場資格が与えられる。
「1927年、PGA・オブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)の主導によって、ゴルフ後発の米国が欧州に追いつけ、追い越せという目的ではじまったのがライダーカップです。今では全米中の注目を集めており、熱狂的なファンの応援はすさまじいものがあります。一方のプレジデンツ杯は、メジャーの開催権のない米PGAツアーがシーズンオフの視聴率を稼ぐためにスタートさせ、歴史も浅い。つまり、ライダーカップの二番煎じ。大会の盛り上がり方ではライダーカップにかないません」(前出・吉川氏)
通算成績は米国の8勝1敗1分けと、世界選抜は負けてばかり。これでは韓国だろうが、日本だろうが、どこで開催しても盛り上がりは期待できないかもしれない。