1stステージ突破も“蚊帳の外” G村田を原監督が見限った日
結果としてこの試合でヤクルトに敗れ、2ゲーム差に離されたことがV逸へとつながった。そして、その日に「7番・三塁」でプロ初スタメンを果たしたドラフト1位ルーキー岡本にもチャンスを与えてしまったのである。
「あれで、原監督の村田に対する評価に決定打が出たような気がする。このCS練習期間中、原監督は宮崎のフェニックスリーグに派遣されている岡本を『どうだった?』とさかんに気にかけていた。一方で報道陣に『村田は?』と聞かれ、『今さら何言ってんの。(出たり出なかったりは)この何日間の話じゃないでしょ』と一蹴していましたからね」(前出の関係者)
岡本は最短で15日のCSファイナルステージ第2戦から登録可能。3年契約の村田は来季まで契約が残るものの、力の衰えとともに意欲まで低下しているのであれば、確かに19歳の岡本の方がはるかに魅力的だ。今季で契約の切れる原監督の去就は微妙だが、続投するにしても、川相ヘッドや高橋由、江川卓が新監督として迎えられたとしても、今の村田では構想外になりそうな気配だ。