エディー・ジョーンズにはなれない還暦若大将の半端な言葉
子どもの頃からの巨人ファンをやめちまった理由。
「な~んかつまんなくなった」
巨人というチームから漂ってくる、どうもこの、ガキの頃、おばあちゃんが茶箪笥の奥の缶カラにしまい忘れて湿気ってカビたせんべいのような臭い。
ON時代をピークに、以来ずっと同じ店構えで中古だけを商って古看板を背負い続け、周りにゃドンドン斬新なショッピングセンターが林立するのに、同じ看板のまま傾いている大店。
原が監督になってますますその傾向強く、大っぴらに大店を鼻にかけて、「真のサムライ魂」だの「ジャイアンツ愛」だのと目を剥いて若い選手を引きずり回すようになった感じが、とっても耐えられなくなったのだ。
長嶋茂雄ほどぶっ飛んでれば(それが良きにつけ悪しきにつけ)またなんかやらかしたミスターでスポーツ紙のトップ記事にもなったが、ミスターから引き継いだ「若大将」も、若ぶってるがもうすぐ還暦だ。熟さずにしぼみつつ、辞める理由が「そろそろ潮時……」。