パフォーマーにあらず DeNAラミレス新監督が持つ潜在能力
そもそも、外国人初の2000安打、首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回という輝かしい実績を持つ助っ人だ。ただの面白パフォーマーであるわけがない。
前出の関係者が言う。
「適材適所で選手の長所を生かす眼力もある。06年には当時2年目だったリグスの2番抜擢を古田監督に進言。リグスは前年、主に6番を打っていたが、2番となるや142試合で打率.294、チーム最多の39本塁打、94打点、11盗塁と大活躍した」
この年、ヤクルトはリーグ3位ながら、チーム打率.269、638打点は同2位。161本塁打はリーグでダントツ。05年に比べて本塁打は30本以上、打点は60以上増えている。ラミレスの進言効果だった。
来季、セの台風の目となりそうだ。