辞任示唆がまさかの“昇格” 巨人村田ヘッドが語る翻意の真相

公開日: 更新日:

――CS終了直後に「来年のことは考えていない」と退任を示唆していたはずですが……。

「ああ、そのことか(苦笑い)。そのつもり(辞める)やったよ。覚悟はしてた。(原)監督も辞めた。そりゃそうやろ」

――なのにヘッドコーチの要請を受けて翻意した。

「そりゃあ、『え!? オレが受けていいのか』って思ったよ。でも、球団の人に『やってもらいたい』『新監督を支えて欲しい』と一度だけじゃなく、何度も何度も言ってもらったんや。由伸監督からも連絡があってね、同じように言ってくれた。うれしかったな。それで決断した」

――計12年に及んだ原前監督の政権をコーチとして支え続けた。球団も「原野球の継承を」と言っていますが、そもそも原野球とは?

「長い年月やから簡単には言い表せないけど、勝負ができる人で攻撃的やったね。みんながビックリするサインを出したでしょ? え~、こんなところで盗塁? とか。最近は内野手5人シフトっていうのもあった。特に攻撃面で、相手がどんなにいい投手でも、最後まで諦めないで何とか点を取ってやろうと考える人やったと思う」

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