内田打撃コーチ巨人貧打の原因語る 「年齢より精神的なもの」
巨人の高橋由伸新監督(40)が10日、監督就任後初めてノックを行った。宮崎秋季キャンプ第1クール最終日。投手陣の特守を視察した高橋監督が、内海と大竹に計145本。「少しでもいい刺激になれば」と汗を拭った。とはいえ、チームの最重要課題は今季リーグ最低の打率.243に終わった貧打の解消。そのキーマンは二軍から一軍担当になり、今キャンプでも熱血指導を行う内田順三打撃コーチ(68)。83年から広島、巨人で指導を続け、高橋監督らを育てた。30年以上にわたり、一度もユニホームを脱いでいない名伯楽に聞いた。
――秋季キャンプでも熱血指導。新人の岡本が目立っている。
「フェニックスリーグでかなり良くなった。ナンバーワンだったね。来年は主軸とはいわないけど、一軍のレギュラークラスの感触はあったと思う。もちろん、まだまだ課題はある。スタンスが大きくなりすぎる悪いクセがあるから、両足首に(伸びる)バンドを巻いてずっと練習している。軸回転で打てるようにね。両足の内転筋を鍛える効果もある。今日のシート打撃はみんなに『センターから右へ45度(右中間)くらいを意識しよう』と言ったんだけど、岡本は右方向へ強い打球を打ってたね。でも……」