年俸下交渉決裂で「ショック」発言の山田に燕ファン心境複雑

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 しかも厄介なのは今季、ソフトバンク柳田悠岐(27)が同じくトリプルスリーを達成していることだ。こちらは「今季年俸9000万円から3倍増の2億7000万円は堅い」という報道もある。世間はどうしたって山田と柳田の昇給額を比較する。ここで出し渋れば、球団のイメージダウンになりかねない。

 ヤクルトファンの作家・吉川潮氏はあえて、「山田よ、ここは泣いてくれ、というのがヤクルトファンの気持ちじゃないかな」と、こう語る。

「山田の活躍、貢献度を見れば、柳田と同様に3倍以上の給料をあげてほしいとは思う。でも、ヤクルトが柳田と同じように年俸を上げるのはやっぱり無理ですよ。親会社の資金力や球団の収入、観客動員はソフトバンクが圧倒的に上。ヤクルトは『ヤクルトレディ』が自転車をこいでコツコツと主力商品を売って稼いでいる。親会社のフトコロ事情も考え、グッとこらえてほしい」

 さらに吉川氏が言う。

「山田は柳田より4歳年下。柳田より4年長く活躍すればその分の年俸がもらえるわけだから。今年は8000万円からの倍増の1億6000万円、そして来年も同じくらいの活躍をすれば、さらに倍額の3億2000万円。マージャンの『イチロク(16)・ザンニ(32)』ではないけれど、あと3、4年活躍を続ければ、球団も山田ひとりに6億円も8億円も払えない。そうなったらメジャーに行けばいい。ヤクルトは過去に、石井一久らを快くメジャーに行かせているんだからね」

 柳田は29日、7月に24歳の一般女性と結婚し、その夫人が妊娠していることを発表した。まさにバラ色のオフとなりそう。一方の山田は、12月の優勝旅行前に正式な提示を受けるそうだが、はたして納得して判を押すのか……。

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