野球賭博騒動の波紋拡大 他球団で巨人選手に“接触禁止令”

公開日: 更新日:

 巨人を震源地とする野球賭博問題が発覚した直後だっただけに、最初から台湾メディアは巨人選手をマークしていたといわれる。その“とばっちり”で、一緒にいた中日・大野、広島・前田健(現ドジャース)、西武・秋山ら同じ88年生まれの侍ジャパンの面々がパパラッチの“被害”に遭った。

 冒頭の幹部が「今の巨人選手とつるんだらロクなことがない」と言うのはこのことで、巨人で最初に3人の賭博関与者が出た際、全選手を対象に「福田と付き合いはあるか」「笠原と付き合いはあるか」「松本竜と付き合いはあるか」と当事者の巨人3選手の名前を明記したアンケート調査を行ったセの球団もすでにある。

 巨人は13日、NPBに対して、無期失格処分の笠原とその知人で賭博常習者とされる飲食店経営者に改めて調査協力を求めることなどを要請した。巨人によれば、笠原らは球団やNPBの協力要請に応じず、事実を歪曲したり、誇張した情報を週刊誌などに持ち込んでいるという。

 巨人の野球賭博汚染が全容解明には程遠い状態であることが露呈した以上、巨人選手との接触禁止令は全球団に広がりを見せてもおかしくはない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”