腐敗止まらぬ巨人軍 球場を“賭場”にしていた選手の金銭感覚

公開日: 更新日:

 早速、鈴木大地スポーツ庁長官は「好ましくない」とし、巨人、NPBが「賭け行為ではない。少額だから敗退行為ではないと判断した」ことについても、「お金の感覚も人によるのでそういう判断をされたと思うが、何ともいえない」と表情を曇らせた。試合の勝敗を対象に“握り”をしていながら、「賭けには当たらない。敗退行為ではないから問題ない」という巨人とNPBの認識が今回の騒動を招いているのではないか。

 熱心な野球ファンで宗教評論家のひろさちや氏は「彼らの職業である野球で、勝ち負けを賭け事のように軽く扱っている行為自体が腹立たしい。野球ファンをやめたくなります」と憤慨する。

 開幕前にファンにこんな疑念を抱かせてしまった選手と球団に、公式戦を戦う資格があるのか。

「高木投手が野球賭博を起こしたときから、巨人は1カ月出場停止とし、その間の試合を全て負け試合にするくらいのペナルティーを科していいと思っていた。阪神ファンの立場として感情的に言わせてもらえば、今年のセは巨人を除いた5球団でペナントを争うということにしたらどうか」(ひろさちや氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド