八百長力士をバッサリ 賭博に揺れるプロ野球は相撲界に学べ
巨人の野球賭博問題で揺れるプロ野球界。巨人のみならず、NPBや他球団も蜂の巣をつついたような大騒ぎになっているが、ならば日本相撲協会に頭を下げて対処法を請うべきではないか。
大相撲も2010年に野球賭博、11年は八百長という未曽有の不祥事で存続の危機に陥った過去がある。
野球賭博騒動時は対応の不手際が目立ったものの、八百長には大胆な処分を断行。11年3月場所を中止にし、徹底調査を行った。八百長に手を染めた力士、親方25人のクビをバッサリやると、その結果を受けて直後の5月場所を入場料無料の技量審査場所にした。
伝統に縛られ、組織が硬直しているといわれていた相撲協会でさえここまでできたのだ。ましてプロ野球界には各球団のオーナーをはじめ、日本を代表する名だたる経営者たちがいる。それでも変えられないとなれば、実はオーナーは無能揃いか、あるいは解決する気がなかったことになる。
自分たちの力だけで無理なら恥を忍んで第三者に頭を下げるべきではないか。このままではプロ野球は大相撲にバカにされる。