「技術だけで押し切ろうする」 大久保嘉人が若手FWに苦言
「英プレミア制覇というのは、ドイツとは違った価値があるような気がするよね。リーグ戦の途中で正直、レスターは順位を落とすと思っていた。そもそもイングランド国内に限らず、世界中がレスターが優勝するとは、思ってなかったはずだからね。勢いをシーズンを通して失わなかったことは本当に凄い。川崎もコケたりせずに優勝まで突っ走りたいですね」
――今季も第10節終了時で6ゴール。得点ランク3位タイです。神戸時代(07~12年)などは守備に奔走することが多く、09~12年は4シーズン連続で1ケタ得点でした。プレースタイル自体、今とは違っています。
「本当だよね(笑い)。あの頃は(相手ゴール)前にもほとんど行かなかったし、『点が取れたらいいな』という程度の気持ちだった。もちろん、今は違う。常に『点を取るのが仕事。取れなかったらヤバイ』と気持ちでプレーしている。やはり貪欲にゴールを狙う意識が、絶対に必要となってくる。神戸の頃みたいに『取れたらいいな』なんて思っている限り、結果はついてこないよね」
――日本代表は6月にキリンカップを戦います(3日にブルガリア戦=愛知・豊田。7日にボスニア・ヘルツェゴビナとデンマークの勝者と対戦=大阪・吹田)。9月からはW杯の最終予選も始まります。