ハム大谷は打者で2年無死球 評論家が明かす投手心理とは
評論家の高橋善正氏はこう言った。
「投手目線からすれば同じ投手をやっている大谷に対しては仲間意識のようなものが働くのではないか。我々が現役のころも、投手は投手に対して内角の厳しいコースに投げないという暗黙の了解がありましたから。それと敵意むき出しというか、投手に威圧感を与える打者には腰を引かせようと考えますけど、逆にそうでない打者に対してはそう思えないもの。例えば野村克也さんがそうだった。あれだけ打っているのに、なぜか威圧感を感じなかった。大谷もそのタイプかもしれません。加えて球界でも一、二を争うスターですからね。投手にはぶつけてケガをさせようものなら何を言われるか分からないという意識もあるのでしょう」
さまざまな理由がありそうだが、「本塁打を6本打っているとはいえ、例えば4割近い打率を残しているとか、メヒアのように手が付けられないほどではない。本当に怖い打者なら、おそらくぶつけられているのではないか」とは前出の高橋氏。
大谷はまだ、そこまでの打者ではないということか。