ギャレ二軍降格で勃発 巨人は“四つ巴”の正一塁手争いに
巨人がまずは“保険”で巻き返しを図る。
23日、開幕から4番を任されていたギャレットが登録を抹消され、左ヒジの手術から復帰した3年目のアンダーソンが一軍に合流した。高橋監督は打線の起爆剤にしたいようだが、昨季は打率・252、31打点、7本塁打。当初は支配下9人の助っ人の中ではあくまで緊急時の“保険”的な立場だった。その緊急時が今ということなのだろう。とはいえ、アンダーソンの実力はすでに底が割れている。急場しのぎの感は否めない。
明日25日に二軍調整中の阿部が二軍戦でDHとして実戦復帰する。捕手での復帰にこだわっているため、当初の予定からは大幅にずれ込んだ。
「一塁ならもう復帰できていたともっぱら。どこかのタイミングで高橋監督と阿部が、捕手なのか、一塁なのかを話し合う可能性も指摘されている。これまで一塁には開幕4番のギャレットがいたが、二軍に落ちた以上、これから一塁は状態のいい選手が日替わりで守ることになりそう。そうなると、球団も高橋監督も台頭を心待ちにしている高卒2年目・岡本にもチャンスが出てくるのです」(球団関係者)