中5日で3勝目 田中将の登板間隔をメディア“問題視”の理由
27日(日本時間28日)のレイズ戦に中5日で登板したヤンキース田中将大(27)は、七回二安打無失点の82球“省エネ快投”で3勝目を挙げたが、ニューヨーク・ポスト紙やウォール・ストリート・ジャーナル紙をはじめとするニューヨークメディアが、田中の登板間隔を問題視し始めている。
田中はこの日のレイズ戦の試合前まで9試合に先発して2勝0敗、防御率3.24。そこそこの数字を残しているものの、中4日登板の3試合に限れば計19回で21安打、4本塁打、防御率5.68と打ち込まれているのだ。
田中は首脳陣から、右肘靱帯の部分断裂を考慮されている。中5日以上の登板間隔が多いのはそのためだ。
しかし、ヤンキースは6連勝するなど、最近20試合は13勝7敗で最下位を脱出。プレーオフ争いにクビを突っ込みそうな状況に加え、24日には今季2度目の20連戦に突入した。田中の右肘を配慮する余裕はないのが現状で、今後、中4日が続く可能性も出てきた。いよいよ年俸24億円の右腕にかかる責任は重大になるだけに、NYメディアが田中の登板間隔を執拗に気にするわけだ。