巨人打線は虎岩貞に3安打…菅野の“無援地獄”いつまで続く
菅野智之(26)がまた見殺しにされた。
27日の阪神戦。7回を自責ゼロの1失点に抑えながら、打線がシャットアウトされた。阪神先発の岩貞の前にわずか3安打。菅野の登板時はこれで2試合連続無得点という体たらくである。
この日が今季10試合目の登板となった菅野の防御率は0.56で12球団トップ。にもかかわらず、4勝1敗と白星がついてこない。今季登板時の援護点は1試合平均2.7点。珍しく8点をもらった4月13日のヤクルト戦を除けば、平均でたった2点の援護しかない。さすがに、気の毒だ。
「しかも、今年だけの話じゃないですからね。昨年もリーグ2位の防御率1.91と抜群の安定感を見せながら、10勝11敗と打線に見殺しにされた。登板時の平均援護点は、2.6点。一昨年だって防御率2.33でタイトルを取りながら、勝ち星は12勝どまり。この年も平均3点の援護しかもらえず、8月と10月に右手中指、右ヒジの故障で離脱した。ゼロに抑えなければ勝てない、と知らず知らずに力んで投げ続けたことが故障の原因の一つじゃないかと言われました」(チーム関係者)
0-1で敗れた巨人は07年以来の6連敗で5位に転落。高橋監督は「菅野にはずっと援護がないけど、頑張ってもらいたい」と話したが、このままではチームもエースも沈没してしまう。