4勝目田口の好敵手 巨人に山岡泰輔ドラ1指名の“相乗効果”
「三振が取れる山岡は、球団によっては抑えタイプとの声もある。巨人の田口は休日に山岡の都市対抗予選の応援に行くほど仲がいいみたい。田口からいろいろ聞いているだろうから、山岡は巨人にいい印象があるでしょう」(パ関東担当スカウト)
競合を避けたい球団が1番人気の田中を回避し、フタを開けてみれば、山岡に人気が集中する可能性もある。
「巨人もそう。田口の“希望”が通る可能性は十分ある。高橋監督が就任して、開幕から頑張っている若手といえば、4勝6敗ながら先発ローテを守っている田口だけ。高橋監督の1年目の評価を左右する左腕ともいえる。来年、その田口と歴史的な決勝戦を戦ったライバル山岡が入団すれば、田口の方が開花するかもしれない。一石二鳥のドラフトといえるのです」(球界関係者)
1位は田中か山岡かその他の選手か――。セは広島が独走中だが、来年の巨人は、広島出身の2投手を中心に戦っているかもしれない。