2軍が2年連続V 巨人復活のカギは札束補強でなく若手育成
「補強はいらない」との声もある。
巨人の二軍が19日、2年連続25度目の優勝を決めた。雨の中行われたヤクルト戦は5―14と大量リードを許していたが五回終了後に雨天コールドが成立。マジック2が点灯していたため、2位西武が日本ハムに負けて優勝が決まった。
10月1日に行われるファーム日本選手権(KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)の相手は昨年敗れたソフトバンク。そのソフトバンクの二軍には、いますぐ一軍で使えそうな力のある若手が多いが、巨人だって皆無じゃない。
例えば、2年目野手の岡本和真(20)だ。ホームラン18本はリーグ2位。74打点は同トップだ。名門智弁学園時代は超高校級の右打者として通算73本塁打をマーク。類いまれなる長打力を買われ、4番候補としてドラフト1位で獲得した選手だ。プロ生活も2年目となり、二軍の投手ならポンポンと長打を放つ。
2年連続V逸の巨人は、課題の貧打をFAや助っ人補強で解消しようと、今オフも札束攻勢に出るのだろうが、先のない助っ人や来年36歳の糸井をFAで取るぐらいなら若い岡本を辛抱強く使った方が絶対にプラスだ。