日ハム大谷 圧巻ピッチングの裏に“投手より野手”の首脳陣評

公開日: 更新日:

 この日先発の大谷が早朝の試合を生で見たとは思えないが、筋金入りのメジャーファン。敬愛する左腕が中3日登板で勝利を引き寄せたことくらいはニュースで知っていたはずだし、その奮闘ぶりに気持ちが奮い立たないはずはない。

 実際、初回だけで160キロ台を17球も投じるなど、序盤からエンジン全開。7回を1安打無失点に抑えて、ソフトバンクに付け入る隙を与えなかった。1勝のアドバンテージも含め、日本ハムはこれで対戦成績を2勝0敗とした。

■首脳陣は「投手より野手」の評価

 ただ速い球を投げるだけではない。大谷はインタビューでカーショウに関して、「すごく(球の)軌道が読みづらそうだなと思いながら見ています」とも話している。

 160キロの剛速球がどこから飛んでくるか分からない――。球の出どころや軌道が読みづらければ速球の威力は倍増する。吉井投手コーチによれば、「大谷は普段から自分でいろいろなことを考え、課題を見つけて取り組む選手」とか。カーショウのフォームをヒントに、より進化しようと考えているのは想像に難くない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”