巨人1位・吉川尚輝 父は甲子園球児で母は名セッター

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト1位の吉川尚輝(21)の父・好さん(58)は、岐阜県羽島市出身。東海道新幹線の岐阜羽島駅から南に数キロ、長良川の近くで育った。今の自宅も近所にある。

 76年夏、市岐阜商高の「1番・中堅」で夏の甲子園に出場。元甲子園球児の好さんがこう言う。

「監督や先輩との上下関係が厳しくて、今では考えられませんが、殴る蹴るは当たり前の時代。最初は同級生が50人ほど入部しましたが、最後は17人になっていました。尚輝は足が速いといわれますが、私も足には自信がありまして、50メートルは5秒台。打球が三遊間へ飛べば内野安打になっていました」

 高校卒業後、社会人野球の東邦ガスに入社。都市対抗には届かなかったものの、11年間現役生活を続けた。同社に勤続40年。現在も営業職に就くかたわら、吉川も所属した岐阜南ボーイズ(当時・羽島フジボーイズ)で監督を務め、今も中学生を指導している。

「大事にしているのは礼儀と勉強。昔は野球だけでも良かったかもしれませんが、今は野球だけじゃ高校に行けません。チームは強くありませんが、硬式ボールに慣れるとか体づくりとか、中学生には勝つことよりも大事なことがたくさんあります。どうせ全国大会に行くなら、中学より高校で甲子園に行った方がいいですから」(好さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由