西武3位・源田壮亮 守備の基礎はソフトボールで培われた
源田壮亮(23・トヨタ自動車)が生まれ育った大分市北明野。新日鉄住金大分製鉄所のお膝元として、発展したという歴史がある。
「大分製鉄所は新日鉄が最後に造った製鉄所です。建設は昭和46年。明野地区はそれ以前から住宅地として開発されていたようですが、社宅を中心に発展した経緯があるんです。私も新日鉄に勤務。堅い職業なんですよ(笑い)」
こう話すのは父の光明さん(64)。大分製鉄所の安全環境防災部安全健康室に勤務している。
「今は嘱託ですが、昔から部署は同じでした。主な仕事は社内の安全教育ですね。災害や安全に関する法律などを教えたりしています」
そんな“堅い”父の下に生まれた源田が最初に経験したのは、“ソフト”ボールだった。
「明野地区は野球よりソフトボールが盛んなんです。おそらく、大分製鉄所が発足した当初の社員に、好きな人が多かったんじゃないですかね。九州は福岡や鹿児島などソフトボールが人気ですが、大分は明野以外は少年野球が多いですから」