ハム首脳が決断 崖っぷち斎藤佑は“おじぎ直球”を最大活用
「発想の転換ですよ。6年間、言われ続けてできなかった欠点が、簡単に直るわけがない。だったら欠点の矯正に時間を割くより、長所を伸ばすことを優先するのが得策だと首脳陣は考え始めているようです。斎藤の最大の持ち味は140キロ台の速球が微妙におじぎすること。バットの芯をわずかに外し、内野ゴロになりますからね。幸いオフのトレーニングでストレートの球威自体は以前よりアップした。そこで高めへの配球を増やすことで、低めにおじぎするストレートをより効果的に使うプランだと聞きました」
斎藤は親しい人に「今年が最後のつもりでやる」という趣旨のことを話して目の色を変えているそうだが、努力は実るのかどうか――。