観客たまらず応援…“日本一のバンカー”に女子プロ大苦戦
「スタンスはやや開き、ボールは左足のつま先より5~10センチぐらい左に置く。サンドウエッジのフェースは自分の顔を向くほど開きますが、リーディングエッジは目標方向に向いている。高さと同時に距離も出したいので、クラブは短く持たず、ヘッドファーストで構える。通常のバンカーショットみたいにバウンスを使ったエクスプロージョンでは脱出できません。ホームランを怖がらず、ドライバーショットのつもりでゆっくり思い切り、ボールの下を振り抜く。アゴの高さにもよりますが、斜面から1メートル以内ならグリーンを狙わないこと。ラフや花道に出せばボギーで上がれることもある」
20年前にこのコースでトーナメントが行われていた時はアンダーパーの女子プロは数えるほどだったが、今回は優勝スコアが12アンダーで、アンダーパーフィニッシュは17人もいた。
「ティーインググラウンドを前に出して距離を短くし、ピンをやさしい位置に切ってグリーンに水をまいてボールを止まりやすくすればスコアは伸びる」(前出の並木プロ)
17番のバンカーだけはやさしくできなかったということか。