3勝目逃すも二刀流旋風続く “大谷効果”がメジャーを底上げ

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■他球団が二刀流を追随するとの予想も

 エンゼルスの地元紙ロサンゼルス・タイムズでコラムニストを務めるディラン・ヘルナンデス記者が「大谷効果は米プロスポーツ界全体に波及するかもしれません」とこう続ける。

「これまで、米国では身体能力の高い選手は大リーグなど見向きもしませんでした。大リーグの体質はもちろん、野球ではマイナーでの下積み生活を強いられるなど、若い間は待遇に恵まれないこともあり、大リーグを選ばず、NBAやNFLを選ぶトップアスリートが後を絶たないのです。大谷は走攻守(投)三拍子揃っており、身体能力は今のメジャーリーガーの中では間違いなくトップクラスでしょう。大谷の活躍に刺激を受けて、大リーグを志す選手はもちろん、他の競技に進もうと考えているトップアスリートもMLBを進路の候補の一つに加えるのではないでしょうか」

 今後はエンゼルスに他球団が追随し、投打にわたって活躍する選手が増えるとの予想もある。これまで、メジャーでは不可能とされてきた二刀流が認められれば、大谷のように身体能力の高い選手の活躍する場がさらに広がる。大リーグを目指すトップアスリートが増える可能性もある。

 大谷の成否はメジャーの将来もかかっている。

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