メキシコ戦もファウル6回…FWネイマール“過剰悶絶”の魂胆
王国ブラジルがエースの攻守にわたる働きで7大会連続8強進出を決めた。
前回王者ドイツを破って1次リーグを勝ち上がってきたメキシコ相手に、FWネイマール(26=パリサンジェルマン)が見せ場をつくった。
後半6分、MFビリアン(29=チェルシー)の左からの素早いクロスに滑り込んで押し込む先制ゴール。43分には、中央付近でボールを受けると、自らゴール前まで持ち込み、相手DFの裏を突く絶妙なパスで2点目をアシストした。
守っては前線でプレッシャーをかけ、相手が得意とするカウンターを何度となく封じるなど、献身的なプレーも見せた。
世界を代表するストライカーの実力は誰もが認めるところ。相手の厳しいマークにさらされるのはいつものことだが、この日の試合でも初の8強入りを目指すメキシコDF陣から6度のファウルを受けた。後半25分すぎには相手と交錯してペナルティーエリア外で倒れ込むと、相手MFラジュン(29=セビリア)がボールを拾い上げる際に右足を踏まれて悶絶。苦しそうな表情でアイシングを受けるなどして、しばらく起き上がれなかった。