3年ぶり日本復帰 DeNA中後が語る日米環境の“天国と地獄”
DeNAの入団テストに合格し、今月4日に3年ぶりのNPB復帰を果たした中継ぎ左腕の中後悠平(28=前ダイヤモンドバックス傘下2A)。2015年オフにロッテから戦力外になり、BCリーグ武蔵から米マイナーリーグを経て、再び活躍の場を得た。米ダイヤモンドバックスでは2年半で一度もメジャーに昇格できないまま、今年6月に解雇。どん底から這い上がってきた左腕を直撃した。
――久しぶりの日本は?
「最高ですね。ご飯もうまいし、環境もいい。天国ですよ、本当にありがたい。日本に帰ってきたら食べるものは毎回いつも決まっていたんです。嫁さんの作ったお茶漬けなんですけど、ちゃんと手作りのやつでうまいんですよ。具だくさんでキノコ系が多いかな。(ご飯の)真ん中にシャケがのっていて、出汁もこだわっていて、イチから取ってくれている」
――米マイナーリーグ生活は過酷だといわれる。
「やっぱりバス移動ですね。最初はルーキーリーグからだったので、例えば夜11時に試合が終わって、朝の3時半に起きてそこから13時間移動というのもあった。2時間睡眠です。移動のバスで寝ようにも席が狭いからずっとは寝られない。それがとにかくつらかったですね。1A、2Aに行っても、最低でも6~7時間の移動がほとんどだったので、慣れるのに時間がかかりました」