窃盗の元巨人選手は犯罪に寛容なメジャー目指したらどうか
元巨人の柿沢貴裕がジャイアンツ球場の選手ロッカーから菅野のグラブ、阿部のバットなど110点を盗み出して約100万円でブランド品買い取り業者に売却。球団を解雇され、窃盗容疑で警察に逮捕された。メジャーリーグにも盗癖のある選手は存在するし、犯行が表沙汰になるケースもある。しかし、処罰はユルユルで厳罰主義の日本とは正反対だ。
柿沢のケースとそっくりなのは2002年春にヤンキースで起きたルーベン・リベラによるジーターのバット窃盗事件だ。その年、ルーベン・リベラはいとこのマリアノ・リベラの口利きもあってヤンキースに年俸100万ドル(約1億1000万円)で入団したが、キャンプ地の球場でジーターのバットを盗み、ネットオークションで2500ドルで売却した。これはすぐに発覚したが、球団は代理人と話し合い20万ドルの減俸で話がついた。
その後、ルーベンは解雇されるが、これはヤンキースの選手たちが「人格者のマリアノ・リベラの顔に泥を塗ったことは許せない」とルーベンをチームに置いておくことに賛成か反対かを問う投票を行い、全員が反対票を投じたため、球団もそれを無視できなくなったからだ。