栄氏の後任決定的も 吉田沙保里が選手兼任にこだわる思惑

公開日: 更新日:

 吉田が20年東京五輪を目指すかどうかはともかく、このままマットを去り、若手に代表の座を明け渡すつもりはさらさらない。若手の代表選手が国際大会で結果を残せるよう、自らが国内の壁となって立ちはだかるわけだ。

 吉田に全盛期ほどの力はないにしても、今の代表選手の多くは吉田と五輪4連覇の伊調馨(34)を目標にして練習に励んできた。吉田の狙いは、同じ階級の選手が、自分を倒して代表の座を勝ち取って、国際大会でも戦える自信を付けさせることだという。

 一連のパワハラ騒動でレスリング界への風当たりは強まるばかり。吉田は兼任監督として自らマットに復帰し、再び、レスリングへの注目度を高めたい思惑もあるようだ。

 吉田が実戦復帰するとすれば、伊調も出場を予定しているとされる10月の全日本女子オープン(静岡・三島)となる。吉田兼任監督の誕生で若手の底上げなるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末