過去には高視聴率を稼げた夏休みコンテンツだったが、テレビ離れの時代に100回大会はどれだけ伸ばせるか。良くも悪くも、猛暑がひとつのカギかもしれない。40度を連発しそうな今夏、甲子園のマウンドは体感温度50度なんてザラではないか。球児のプレーの質が低下すると、テレビが「郷土の期待」とあおっても野球好きは離れる。
しかし、8月も猛暑とわかりきっているサラリーマンなどお父さんたちが子連れ旅行を諦め、テレビでの甲子園観戦が増えれば、数字は案外上がるかもしれない。
選手や応援団が熱中症で倒れるような不測の事態で注目を集めてほしくはないが。 (作家・松野大介)