勝負はこれから 「西武vs日ハム」優勝争いのキーマンは?
パの優勝争いは最後の最後までもつれるかもしれない。
5日の首位西武と2位日本ハムとの直接対決は西武が勝ち、日ハムとのゲーム差を3.5とした。
とはいえ、シーズンはまだ2カ月を残し、直接対決も11試合ある。西武の辻監督が先日、「まだまだ先だよ、しびれるのは」と言っていたように、両者はシーズン最終盤の9月30日から10月2日までの3連戦、さらに7月5日の中止試合が直後の10月3日に振り替えられた場合は4連戦を戦う。西武、日ハムの選手からは、「決着がつくのはココ」と言う声もある。
そんな2チームの優勝争いのキーマンは誰か。エースと4番の活躍は当然として、西武首脳陣の一人はこう言った。
「ウチは投手が課題。7月31日に入団した新助っ人右腕のマーティン(27=レッドソックス3A)が勝ちパターンのリリーフとしてハマってくれたら先発も楽になり、ドッシリ戦える」
マーティンの年俸は約3300万円。シーズン残り2カ月とすれば破格だ。201センチの長身で、150キロ超の速球とサークルチェンジが武器。米球界時代、制球は比較的安定していたという。マーティンの活躍次第では、ウルフとカスティーヨを先発として中10日で交互に回し、ヒースかワグナーのどちらかを救援起用するパターンも浮上する。