カネと欲望がうごめく甲子園 ネット裏“怪情報”<番外編>
■吉田(金足農)「横浜から14奪三振」の値段
17日に横浜(南神奈川)から14奪三振でベスト8入りした金足農(秋田)の右腕・吉田輝星。ここまで3試合で計41奪三振。この日の九回には150キロをマークし、敗れた横浜の主将・斉藤が「低めのストレートの伸びは自分の予想を超えていた」とうなだれたほどだ。
とはいえ、すでに今秋のドラフト1位指名は確実視されている。横浜の強力打線を抑えたからといってプロ側の評価が変わるはずはないと思ったら、実はそうでもないらしい。
「高卒ドラフト1位指名選手の契約金は8000万円が相場です。けれども、甲子園に来て3試合連続、しかも強打の横浜から2ケタ三振を奪ってスタミナもあることを証明したし、甲子園大会後のU―18でも活躍するようなら、評価をさらに上げる球団も出てくる。その結果、ドラフトの1位指名が重複すれば、契約金は上限の1億円に上げざるを得ないでしょう」(在京球団のスカウト)
吉田はこの日の快投で自身の価値をさらに高めたことになる。