日ハム清宮が連日猛打賞 DH起用で守備ストレス解放が奏功
「自分の形で振れている。しっかりとボールを見ることができていると思う」
前日に続き、26日も3安打を放った日本ハムの清宮幸太郎(19)がこう言った。
この日は二塁打2本に右前打、2得点。長打で好機を広げ、後続の安打で生還した。「負けられない試合が続いているので、勝利に貢献できてよかった」とも話した。
「5月の昇格時は打席で余裕がなかった。どんな球だろうと、やみくもに踏み込んで打ちにいっていたけど、打席でタメができて、ボールを呼び込めるようになった」と日本ハムのあるOBがこう言った。
「前回は出場機会を増やすために一塁や左翼を守っていて、それがストレスになった。特に左翼守備は危なっかしくて見ていられないと、ベテランの野手や投手はクソミソだったからね。けれども今回は右肘を痛めたアルシアの代わりのDHだから、守備の負担がないわけで、その分、打つことだけに集中できる」
守備に就くストレスがなくなったことが好結果につながっているというのだ。
試合後の栗山監督は「まだまだ。あんなバッターじゃない」と話したが、好調を持続させようと思ったら当分は守らせない方がよさそうだ。