菊池雄星「高騰」必至も…屈指の金満3球団はソッポの理由
日本人左腕が、いよいよメジャーの市場に出る。
西武は3日、今オフのメジャー移籍を目指す菊池雄星(27)のポスティングシステムの申請手続きを日本野球機構(NPB)に行ったと発表した。すでにNPBから大リーグ機構(MLB)への通知も完了しており、早ければ米東部時間4日午前8時(日本時間4日午後10時)に交渉が解禁となる。
花巻東高(岩手)時代からメジャー志向が強かった菊池。地元花巻で行われた2日のトークショーで、司会者から希望球団などを聞かれると「どこでもですね」と全30球団と交渉OKの姿勢を見せた。
それが本音かどうかはともかく、代理人はあのスコット・ボラス氏。今年2月にはJ・D・マルティネス外野手の交渉で、レッドソックスから5年総額1億1000万ドル(約124億8000万円)を引き出すなど、数々の大型契約をまとめてきた敏腕代理人だ。ボラス氏の手練手管によって、菊池の交渉がマネーゲームに発展するのは必至だ。
米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」をはじめとする複数の米メディアの報道を総合すると、菊池の市場価値は「6年4200万ドル(約47億5400万円)」。争奪戦が過熱すれば最大で6000万ドル(約68億円)規模にまで高騰する可能性も指摘されている。