裁判も無罪に モドリッチ「バロンドール受賞式」涙の重み

公開日: 更新日:

「この日はもうひとつ吉報がありました。母国の裁判所が、偽証罪に問われていたモドリッチを“無罪”としたのです。モドリッチは古巣の地元クラブ、ザグレブの元会長が起こした汚職事件に関する昨年6月の裁判に証人として出廷した際、虚偽の証言をしたとして偽証罪の容疑でクロアチア当局に起訴されていた。汚職事件がモドリッチの移籍に関連するものだったこともあり、現地では『収監の可能性も』『最長で5年の禁錮刑』などとセンセーショナルに報じられていました。それがこの日、バロンドールに輝く直前に、裁判所が『偽証罪を犯した十分な証拠はない』と起訴内容を退けたのです」(サッカー記者)

 バロンドールは08年からポルトガルのC・ロナウド、アルゼンチンのメッシが独占してきた(ともに5回受賞)。モドリッチに2人のような派手さはない。今季のCL、スペインリーグで挙げたゴールはわずか1点ずつ。献身的な黒子が「最優秀選手賞」に選出されたことにもまた、大きな意味がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド