天敵倒すも負傷休場…貴景勝“右ヒザ爆弾”がまねくケガ連鎖

公開日: 更新日:

 通常、取組中に負傷した力士は国技館内の相撲教習所に向かう。貴景勝はそれすらせず、風呂に入ることもなく帰りの車に乗り込んだ。

 ある親方は「よりによってヒザですか……」と、顔をしかめてこう言う。

「力士にとって、ヒザと腰のケガは致命傷となりやすい。ただでさえ、相撲取りは人間離れした体重の持ち主ですからね。仮に軽傷だったとしても、爆弾として今後も苦しめられかねません。足のケガで出足が鈍れば、押し相撲にも悪影響が出る。押して押して、相手が出てくるタイミングに合わせて引く巧妙さも、ヒザのケガで狂いが生じるかもしれません。むしろ、突き押しに足がついていかず、相手の引きをまともに食う恐れも出てきた。何より、突き押しの威力が鈍れば、四つ相撲の相手にまわしを取られる可能性も高くなる」

 貴景勝は175センチ、169キロという、樽形のずんぐりむっくり体形。ヒザへの負担は並の力士以上だろう。1月場所の千秋楽では右足の裏を負傷している。ケガの連鎖も心配だ。

 16日午前、きょうから休場することが決まった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった