貴景勝に休場のススメ 狙うべきは目先より“その先の10勝”

公開日: 更新日:

 やはり、陥落だけは避けたいか。

 2日、大関貴景勝(22)が稽古を再開。5月場所を休場してから、44日ぶりに相撲を取った。相手は同じ千賀ノ浦部屋の幕下以下の力士。本格的な稽古というよりは、慣らし運転に近い。

 それでも本人は、「名古屋に来ているということは、(本場所に)出るつもり。まだ明言はしないけれど」と、7月場所(7日初日)に出場する気満々だ。

 しかし、それではあまりにリスクが高い。先場所は4日目の御嶽海戦で右ヒザを負傷。「右膝関節内側側副靱帯損傷にて、今後約3週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、5日目から休場した。にもかかわらず、何を思ったのか8日目に再出場。当然、相撲にならず、碧山に一蹴され、9日目から再休場する羽目になった。無謀な判断で、ケガを悪化させてしまったのだ。

 負傷箇所が箇所だけに、満足な稽古はできず、調整という面では不安が残っている。貴景勝本来の動きができないようであれば、更なるケガをしてもおかしくない。だからこそ、角界では「今場所は休場して、9月場所に懸けた方がいい」という声が上がっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した