貴景勝の大関昇進披露も…角界の“自粛ムード”に白鵬の不徳

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 複雑な心境であったことは想像に難くない。

 16日、大関貴景勝(22)の昇進披露パーティーが都内のホテルで行われた。

 八角理事長(元横綱北勝海)ら協会幹部をはじめ、横綱白鵬ら現役力士など、招待客を含めて出席者は約2000人。

 とはいえ、主役の貴景勝の口をついたのは、「大関とは何かをもう一度考えて、勉強し直して、7月場所でいい成績を残したい」という反省の弁だ。

 新大関として臨んだ5月場所は3勝4敗8休。右ヒザの靱帯損傷で休場し、それでも再出場しながら、たった1日で再休場という醜態をさらした。来場所はカド番とあれば、本人もさぞ気まずかったはず。何が何でも勝ち越さんと、強行再出場したのも無理はないだろう。ある親方は「しかも、ここ最近の角界は妙な自粛ムードが漂っていた」と、こう続ける。

「貴景勝には『休場してパーティーに出るなんて許されるのか?』と懸念があったのではないか。去年も豪栄道が、休場した場所直後に行われた妙義龍の結婚披露宴への出席を自粛している」

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