広島・大瀬良が1億7500万円更改 3000万円増は高いか安いか
「4位という結果に終わって、僕自身も終盤に勝ちを持ってこられなかった。すごく悔しいシーズンだった」
広島・大瀬良大地(28)が球団事務所で契約交渉し、3000万円増の年俸1億7500万円でサインした。これで広島の日本人投手最高年俸となった。
V4を逃したチームの中で、大瀬良は3年連続2ケタ勝利となる11勝9敗、防御率3.53。初の開幕投手や12球団最多となる6完投を記録。「キャリアハイの6完投できたことはよかった」とうなずいたが、最多勝、最高勝率のタイトルを取った昨季に比べ、防御率が悪く、9敗を喫するなど大きな貯金がつくれなかった。
本人は2億円到達も視野に入れていたかもしれないが、「言ってもらった数字で満足させてもらいました」と何とも微妙な上がり幅となった。
順調なら2021年に大瀬良、22年に鈴木誠也が国内FA権を取得する。広島にとって投打の柱の引き留めが近未来の懸案事項でもある。今回の「3000万円アップ」には、そんな“誠意”が含まれていることを考えれば十分な金額だろう。