タイサッカー界にニッポンムーブメント 日本人監督対決も
スタジアムへ到着したのがキックオフ1時間半前。まずは場外を歩いてみた。新シーズンの始まりを心待ちにしていたファンの熱気は万国共通。熱気で満ち溢れている。
するとほとんどのファンが、ブルーやオレンジ色のアイスキャンディーを頬張っていることに気が付く。バンコクは乾季。そこまで蒸さず、熱くない時期なのだが、何故に皆がこんなにも? と不思議に思ったのも束の間。目の前のアイスキャンディーを配るブースに、ファンが群がる光景が飛び込んできた。
日本で絶大な市民権を得ている「ガリガリ君」だ。スタッフは次々に箱を開けて配ってはいるのだが、需要に追い付かずに待ちの列が出来ている。お味は定番・ソーダ味とみかん味の2種類。幼少期からの大好物がこれでもか、と配られている嬉しい現実に、味見と称して両方をいただいてみた。どちらも味は承知しているくせに。
「2016年に弊社初となる海外法人をタイに設立。現在はコンビニ等の小売店舗様でガリガリ君を販売いただいています。また2017年12月には、北海道コンサドーレ札幌さんとアジアプロモーションパートナーを締結させていただき、タイ国内でのプロモーション広告塔にはチャナティップ選手を起用させていただいたりもしています。そんなサッカーとのご縁もあって、昨季よりサムットプラカーンシティ様ともお付き合いさせていただいているんです」