ボタフォゴ本田 デビュー戦でいきなり初ゴールのカラクリ
欧州主要リーグがコロナウイルス禍で中止の憂き目に遭っている中、新天地でのデビュー戦でゴールを決めて見せる!
メディアは「さすがは<持っている男>の面目躍如」と騒ぐ――。ブラジル・リオデジャネイロ州の名門ボタフォゴに移籍し、現地15日のリオ州選手権のバングー戦で初先発&初ゴールを決めた元日本代表MF本田圭佑(33)のことである。
前半28分、僚友FWがPA内で倒されてPKゲット。ボールをセットした本田はGKの動きとは逆のゴール左に冷静に蹴り込み、チームメートから手荒な祝福を受けた。1―1で迎えた後半18分にベンチに下がり、試合はドロー決着となったが、ピッチを所狭しと動き回った本田の存在感は際立っていた。
もっとも、これで本田が日本代表で主軸を張っていたころのパフォーマンスが復活したワケではない。というのも、ブラジルには「ブラジル選手権」という全国リーグがあり、各州リーグと並行して行われている。たとえばリオ州からはフラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ、フルミネンセ、そしてボタフォゴが参加。サンパウロ州からはサントス、コリンチャンス、パルメイラス、サンパウロの常連チーム。この<ビッグ8>に各州の強豪チームを加えた計20チームが、ブラジル王者をかけてシノギを削っている。