元関脇・豊ノ島が引退表明…コロナ廃業のアスリートが続々

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 体操日本代表として1988年ソウル、92年バルセロナ五輪に出場、計4つのメダルを獲得した池谷幸雄氏は本紙(日刊ゲンダイ)のインタビューで、「人間は老いには勝てません。そこが一番の悲劇なんです」とアスリートの宿命を語っている。肉体は1日、1カ月、1年と時間の経過とともに確実に衰えていく。それを精神力で補おうにも、出口の見えないウイルスとの闘いは、アスリートから気力も奪っていく。

 今月初めには、リオ五輪金のイギリス人ボート選手、トム・ランスリー(34)が東京五輪の1年延期を受け、「2021年は私には遠すぎた」とオールを置いた。

 現状を考えれば、あとに続くアスリートが何人も出てきそうだ。

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