6.19に突き進むプロ野球 感染防止の具体策なく開幕内定
そんな折、米スポーツ専門サイト「アスレチック」が日本時間17日、7月開幕を目指すMLB(大リーグ機構)が、コロナ対策の指針をまとめた文書を選手会に提出した、と報道。文書は67ページにも及び、
「それによると、選手や関係者に毎日の検温を義務付けるのはもちろん、『プレーする選手以外はベンチで必ずマスクを着用すること』『控え選手はスタンドに座ること』『攻守交代時に必ず手を消毒すること』『ツバ吐き、噛みたばこの禁止』『ハイタッチ禁止』などと細かな感染対策を提示している。
それでも、ダルビッシュ(カブス)などは7月開幕案に、『チームでプレーするということは濃厚接触だらけ』『実際に自分や家族を犠牲にして戦うのは選手や現場スタッフ』『MLBの選手たちは闘犬とほぼ同じ状況』『見切り発車だけはやめてほしい』と難色を示している。実際に機構側と選手会の折衝は、年俸の減額問題も含めて難航しているのが現状。具体的な感染対策が明らかになっていない日本は大丈夫なのか。ダルビッシュのように自らの考えを堂々と訴える選手は日本には少ないが、内心では不安でしょうね」
とは、在米のMLB担当記者だ。
見切り発車だけは避けなければいけない。