最年長記録更新のカズが描く“日本代表団長でW杯”の青写真
J1横浜FCに所属する三浦<キング>カズが5日のJリーグ・ルヴァン杯の鳥栖戦に続いて12日、同杯の札幌戦に先発。自身の持つ同杯最年長出場記録を「53歳5カ月17日」に更新した。
48歳の下平監督は、シーズンが再開される前から「リーグ戦では戦力外のカズだが、レジェンドなのでプレーさせないワケにはいかない。サブや若手を優先的に起用するルヴァン杯要員としてスタンバイさせていた」(放送関係者)ともっぱら。
そのカズは2トップの一角として積極的に動き回るが、ボールが<足に付かない>場面が目立ち、どうしてもドタバタ感がぬぐえない。
前半13分。中盤からのスルーパスに反応して相手GKと1対1の場面で左足を強振……したところまではよかったが、当たり損ないのボールはゴール右に大きく外れ、ボテボテっと転がっていった。
プロリーグでは<痛々しい限り>のカズには、こんな野望があるという。
「周辺で言われているのは『55歳で引退して日本サッカー協会の要職に就き、還暦前に迎える2026年米国・カナダ・メキシコ3カ国共催W杯に日本代表チーム団長という肩書で出場する』という青写真を描いているようです。カズにとって“W杯出場”は是が非でもかなえたい目標。選手や監督ではムリでも、たとえば名誉職的に日本サッカー協会の副会長に就任すれば、日本代表団長を名乗って堂々とW杯に乗り込める」(前出の関係者)
札幌戦の後半10分でベンチに下がったカズ。
引退するまでの仕事は「ルヴァン杯の最年長出場記録」をひたすら更新し続けることになる――。