7年契約最終年の田中 ヤ軍のPS進出危機は再契約に追い風

公開日: 更新日:

 田中将大(31)のいるヤンキースが不振にあえいでいる。

 地区優勝した昨オフは総額350億円強を投じて20勝投手のコールを獲得。万全の態勢で今季を迎えたものの、日本時間9日現在、首位レイズから6・5ゲーム差の地区3位。ポストシーズン進出は微妙な状況だ。

 そんなチームの危機的状況が、今年限りで7年契約が切れる田中の去就に影響を及ぼすという。

 このオフのFA市場の先発投手は、不作を通り越して凶作。大枚をはたいて獲得すべき大物がいないのだから、来季の巻き返しへ向けて最低でも現有戦力は維持しなければならない。

 田中は開幕前、頭に打球を食らうアクシデントに見舞われながら、ここまで7試合に登板して1勝2敗、防御率3・38。勝ち星が先行しないのは援護に恵まれないからで、比較的、安定した投球を続けている。それだけにチームはコールに続く2番手右腕の引き留めに全力を注ぐとみられているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  2. 2

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  3. 3

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 4

    巨人、阪神などライバル球団が警戒…筒香嘉智に復活気配、球際の弱さからの脱却

  5. 5

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  1. 6

    甲斐拓也だけじゃない!補強に目の色変えた阿部巨人が狙うソフトバンク「Cランク」右腕の名前

  2. 7

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  3. 8

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  4. 9

    番長・三浦監督の正体《サラリーマン、公務員の鑑のような人格》…阪神FA移籍せず残留の真意、堅実かつ誠実

  5. 10

    カトパン夫の2代目社長は令和の“買収王”? 食品スーパー「ロピア」の強みと盲点