ビジャレアル久保 27日バルサ戦ベンチスタート有力の根拠
スペイン1部ビジャレアル所属の日本代表FW久保建英(19)にとってまさに大一番である。
開幕2試合ともベンチスタートだった久保は現地27日、バルセロナと対戦する。大一番に<初スタメンはあるか?>と関心を集めているのだ。
ここまでゴールもアシストもなく、目に見える<結果>を残していない久保だが、プレー内容は「彼自身のクオリティーの高さを1対1の場面で示した」(アス紙)と高く評価されている。もっとも「久保がバルサ戦の先発に名を連ねる可能性は低い」とは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。
「1トップを張るFWアルカセル、トップ下の大黒柱FWジェラール・モレノ、右サイドの快足FWチュクウェゼが高パフォーマンスを見せているからですが、久保自身は新天地でも持ち味を十分に発揮しています。エイバル戦の終了間際、右サイドのモレノからパスを受けてシュートに持ち込み、DFの足に当たってGKに難なくキャッチされた場面がありましたが、久保はドリブル中に左足スパイクの裏でボールをこねることで<タイミングを外してDFを翻弄>しようと試み、その上でGKが反応しにくい<股抜き>シュートを選択した。結果的には力のないシュートに終わりましたが、久保の技術の高さ、スペイン1部でもリラックスしてプレーできるメンタリティーを証明した。バルサ戦でスタメンを外れても、途中出場は確実と断言してもいいでしょう」(六川氏)